大切なのは「優しい距離感」

Paw-tition™(パウティション)は、そんな気づきから生まれました。

時どき近くて、時どき遠い。けれど思いはいつも近くにある。本当に大切なのは、愛猫を気遣う「やさしい距離感」でした。

はじめまして

Paw-tition™(パウティション)は、大切な愛猫との共生に、時どき必要な「やさしい距離感」を、猫と人が自然に作りやすくするために考えられた、「猫と人のための家具」です。

家族の様に大切な愛猫。けれど、やっぱり異なる種だということは忘れてはいけません。

もっと、ずっと、一緒に居たい大切な家族だからこそ、時どき大切にしたい“やさしい距離感”があります。

私たちは、そんな”やさしい”を大切にする空間づくりを、Paw-tition™(パウティション)でお手伝いしたいと考えています。

Paw-tition パウティション
Paw-tition NAGOMI





Paw-tition™誕生までのストーリー

きっかけは、愛猫が私たちの気づかないうちに病気になってしまったことでした。

猫は普段から、体に不調があっても我慢してしまうそうです。ですが、小さなサインはトイレや隠れ家、態度から読み取れたりもします。我が家では、愛猫が膀胱結石と尿管結石を併発し、おまけに肝臓にまで先天性の爆弾を抱えていることが検査でわかったという出来事がありました。

(幸い、その愛猫はとても強運の持ち主で、手術をしなければいけない大きさだと言われた石は手術直前に体から自然排出され、肝臓の爆弾はそもそも生まれつきなので現状維持でも大丈夫そうだ、ということに落ち着きました。)

そのことをきっかけに、我が家だけでなく、猫の多くは環境等から受けるストレスにとても敏感で、体調に影響を受けやすく、時には、そのことを我慢し続けた結果、最悪の状態になるまで病気の症状が出ない体質だったりすることもあり「いつの間にか重い病気になっていた」なんていうことも珍しくないのだと知りました。

つまり、どこかの広告で「俺の健康、俺より管理しろ」と猫さんが言っているように、側にいる人間が、微妙な変化にちゃんと気づけるよう心がけるなど、ストレスを未然に回避するための環境づくりや距離感が必要なのだと、あらためて気づいたのです。

企画構想段階では、多くの愛猫家の方にアンケートのご協力を賜り、愛猫家のみなさまの多くが「愛猫との生活空間をより良くしたい」と考えておられる事も知りました。

ならば、愛猫とのより良い生活空間づくりをお手伝いする家具を作ろう!という考えから、このPaw-tition™は生まれたのです。

やさしい距離感

猫はストレスにより、健康を害しやすい動物。そんな猫は、ときに隠れることでストレスから身を守ろうとします。

大切な愛猫との共生に必要なのは、「隠れたい」という本能を妨げず、人がちゃんと見守れる環境づくり。

人と人が互いに、ある程度の距離感を求めるように、猫と人の間にもほどよい距離感が大切だと私たちは考えます。

人が使うモノを作るための人間工学があるように、“猫工学”も考えてみよう。
すると、ストレスを感じない視線の高さへの配慮、体格に合わせたステップの大きさなど、個性や猫種にあった環境づくりが、とても大切だということに気づくでしょう。

私たちは、猫のオーナー様に寄り添って、Paw-tition™のある、より良い共生環境づくりを提案いたします。

パーツの説明

Paw-tition™は、人に優しい“おもて側”と猫にやさしい“うら側”があります。

それは、1つの室内空間をほどよく隔てながら、猫と人の互いの生活をより豊かにするアイテムだから。

また、室内に設置する際は、窓や壁から1m以上離して設置するようお願いしています。

窓から1m離した状態

そうすることで、猫たちが「ほどよく」身を隠すことができ、人は猫の存在を感ながらそっと見守れるのです。

また、「おトイレ目隠し」パーツを使えば、突然のお客様やお食事時にも、おトイレの存在を感じつつも少し視界から隠れた状態で過ごすことができます。

完全に隔てるわけではないので、猫ちゃんの健康管理の妨げにならず、使用時にはちゃんと存在を感じることができます。

素材について

優しい曲線とエコな素材を生かしたこの家具は、ハンドメイドでなければ作れないため、作家がひとつひとつ丁寧に時間をかけて手づくりします。

素材配分は大まかに紙70%、木材20%、麻5%、その他(アクリル・塗料など)5%程度となっており、接着剤から塗料に至るまで、人にも猫にも優しい材料を選びました。しかも、金物は一切使わないという、まさに「究極のやさしさ」を込めています。

Paw-titionの主な素材

一つ一つ手作業で加工しているため、通常であれば受注から納品まで数ヶ月から半年ほどお時間を要します。また、なるべく年間の注文受付数は最小限に抑えさせていただいており、翌年以降の制作開始となるものもございますのであらかじめご了承願います。(年内の受付可能数についてはメールにてお問い合わせください)